4月、5月は映画を少し見られたので、まとめて覚え書き。
まずは4月。
『アーティスト』は話題になっているし、どんなふうにとっているのかな、と、見にいった。
サイレントとか、モノクロを知らない若い人たちはこういうの見るといいよね、
高校生くらいでもわかりやすいし、とか、思いながら見たのだが・・・
翌日
『さよならをもう一度』を見たら、『アーティスト』を見たあととの満足度の違い!
なんなんだ。同じモノクロ画面で、この色の深さの違い。
やっぱりデジタルはだめなんだ。。。
映画の艶やかさ、画面の深さがないんだ。
それに、サガンなんて、若い頃は馬鹿にして読んだことなかったけど、
辛口なんだね。面白い。
10代でこんな小説を書きとばしていたとは! サガン。ちょっと読みたくなった。
『ヘルプ』、楽しくは見たけど、忘れてしまう。
そのあと京橋のフイルムセンターで
『踊り子』。
お話(原作は永井荷風だが)は特に好きでもないし、
特にラストは原作とは違うらしく、なんとなくとってつけたような違和感。
大衆映画としてのラストかもしれない。
京マチ子も好きかどうかと問われれば・・・なのだけど。
すごい迫力だ!
ああ、私はまだまだ映画を知らない!とくやしくなる。
淡島千景ももっと見たい!
みゆき座の「午前10時の映画祭」で『バンドワゴン』見ようとしたけど、見られず残念だったが、
『ザッツ・エンターテインメント』を久しぶりにみる。
フレッド・アステアとエレノア・パウエルを見てると、
やっぱり『アーティスト』なんて見てちゃだめでしょ、としかいいようがなくなるか。。
アステアって、ほんとに素敵

そして4月の〆は、小津安二郎。
『大学は出たけれど』と、
『落第はしたけれど』を国立フイルムセンターで。
ピアノ伴奏つき!
ああ~おもしろかった~~
おもしろい映画は古い映画ばかりの月だったなあ。