約25年ぶりに吉野の天河神社へ。
節分祭前夜の「鬼の宿」～節分祭～立春祭。

天河神社の宮司の祖先は「鬼」だそうで、
節分の前夜、祖先を宮司宅へ招き、一夜を過ごしていただく習わし。

鬼が訪れた形跡がないと、節分祭が執り行えないと聞いたことがあります。とても大切なご神事。
天河神社ならではのご神事です。

「鬼の宿」があけて節分会には護魔を焚いて、
恵方巻きとお神酒をいただきました。



お正月の嬉しさがいっぱい～

サニヤシンバンドかなあ、カッコいい、おじいさんと呼ぶのは憚られる年配の方のバンドが、
♪メディテーションプリーズ
♪セレブレーションプリーズ
♪アセンションプリーズ
と歌うのがもうめちゃめちゃよくて、みんなノックアウトされていました。
(だいたい、節分会の挨拶に、「アセンション」なんていう宮司は、日本中で天河神社の柿坂宮司くらいでしょう！)

そして立春、春を迎える喜びのお祭りには、
大小田さくら子さん主宰「やまとかたりの会」で、
「古事記やまとかたりあめつちのはじめ」をご一緒に奉納させていただきました。

神々の国うみが描かれる古事記の冒頭、
神様たちが、歓びにあふれて土地をうんでいったことが、
声に出し、口に唱えることでとてもよくわかるように思われます。
音の力の強さ。言霊ということでしょう。

かなりの雪が降るなか到着しましたが、立春の朝は晴朗で、山深い吉野でも暖かく感じられました。

歓びに満ちた国であることを確認し、神さまの前で素に帰る旅、でした。

節分の日に訪れた洞川温泉の、八大竜王を祀る竜泉寺も素晴らしいところでした。




粛々、清々と、新しい年を始めます。